さっそくですが、北海道の難読駅名クイズです!
「大楽毛」、これ読めますか?
北海道には、アイヌ語をもとにした一見読めない駅名がたくさんあります。
その背景には深い歴史や自然とのつながりも。
今回は特に難しい北海道の難読駅名を33選ピックアップしました。
読み方の自信がある方もない方も、ぜひ挑戦してみてくださいね!
目次
- 1 蘭留駅(宗谷本線)
- 2 妹背牛駅(函館本線)
- 3 安足間駅(石北本線)
- 4 音威子府駅(宗谷本線)
- 5 大楽毛駅(根室本線)
- 6 比布駅(宗谷本線)
- 7 標茶駅(釧網本線)
- 8 長万部駅(函館本線)
- 9 厚岸駅(根室本線)
- 10 安平駅(室蘭本線)
- 11 倶知安駅(函館本線)
- 12 千歳駅(千歳線)
- 13 名寄駅(宗谷本線)
- 14 苫小牧駅(室蘭本線)
- 15 士別駅(宗谷本線)
- 16 新得駅(根室本線)
- 17 十弗駅(根室本線)
- 18 上富良野駅(富良野線)
- 19 釧路駅(根室本線)
- 20 石狩沼田駅(留萌本線)
- 21 占冠駅(石勝線)
- 22 摩周駅(釧網本線)
- 23 根室駅(根室本線)
- 24 和寒駅(宗谷本線)
- 25 中頓別駅(宗谷本線)
- 26 然別駅(函館本線)
- 27 木古内駅(道南いさりび鉄道)
- 28 発寒駅(函館本線)
- 29 美馬牛駅(富良野線)
- 30 丸瀬布駅(石北本線)
- 31 国縫駅(函館本線)
- 32 厚床駅(根室本線)
- 33 別当賀駅(根室本線)
- 34 まとめ:北海道の難読駅名
蘭留駅(宗谷本線)
パッと見「らんりゅう」なんて読んでしまいそうですが…
実は「らんる」と読みます。
アイヌ語の「ラン・ル」から来ており、「下る道」を意味します。山の中の静かな地域にあるこの駅は、北海道の自然豊かな風景が広がり、春夏には木々の緑、秋には紅葉が楽しめる観光スポットとしても人気です。名前の響きが山奥の情景を連想させる、不思議な駅名ですね。
妹背牛駅(函館本線)
そのまま並んでいる漢字で「いもうとせうし」?と思いがちですよね。
実は「もせうし」と読みます。
アイヌ語の「モセ・ウシ」、つまり「湿地のあるところ」が元。美しい田園風景が広がる農業地帯で、稲作や野菜作りが盛んな町です。湿地を中心に発展してきた歴史が、駅名からも感じられます。道外の人にはなじみがないかもしれませんが、穏やかな自然と共に生きる北海道らしい場所です。
安足間駅(石北本線)
「安」と「足」から、つい「やすあしま」と読んでしまいそうですが…
正しくは「あんたろま」。
アイヌ語の「アンタルマ」が元で、地域の川の名前にもなっています。近くには広大な森林が広がり、季節ごとに美しい景色が見られます。秋には紅葉、冬には雪景色が楽しめ、自然好きにはたまらないエリア。山川の自然の豊かさと独特な響きが印象的な駅名です。
音威子府駅(宗谷本線)
見た瞬間、「おんいこふ」?と思ってしまいますが…
実際には「おといねっぷ」。
アイヌ語で「川尻」を意味する「エネプ」から来ています。駅の周辺には森林が多く、澄んだ空気が魅力です。音威子府村は人口が少なく、静かで落ち着いた雰囲気ですが、近年は移住者も増えている地域です。豊かな自然に囲まれ、のんびりとした北海道らしい生活を感じることができます。
大楽毛駅(根室本線)
こちらは「だいらくもう」と誤読しがちですが…
正しくは「おたのしけ」。
アイヌ語で「オタルシュク」という言葉が語源で、湿地帯のある地形から来た名前です。現在は釧路市の一部で、湿原や湖沼が広がる自然豊かなエリア。釧路湿原などが近く、野生動物を間近で見られるスポットも多く、自然観察やハイキングが楽しめます。
比布駅(宗谷本線)
短い駅名ですが、案外読めない!「ひふ」?と思いますが…
答えは「ぴっぷ」。
アイヌ語で「石がごろごろしている川」という意味の「ピピペッ」から派生しています。比布町は特産のりんごが有名で、秋になると観光客が多く訪れます。北海道の風土に根ざした農業が盛んな町で、駅名の響きからも北海道の田園風景が思い浮かびます。
標茶駅(釧網本線)
こちらも「しるちゃ」?なんて思いがちですが…
正解は「しべちゃ」。
アイヌ語で「シペッ」(大きな川)が由来の地名で、釧路湿原が広がる釧路地方を象徴しています。自然豊かな釧路湿原の近くに位置し、四季折々の風景が楽しめるスポット。冬にはタンチョウの姿も見られるなど、自然愛好家にはたまらない場所です。
長万部駅(函館本線)
つい「ちょうまんぶ」と読んでしまいますが…
答えは「おしゃまんべ」。
アイヌ語の「オシャマナイ」(川が流れる所)からきています。港町としても知られ、特にカニやホタテなどの海産物が名物。地元ではカニ飯が有名で、観光客が多く訪れる人気の観光地でもあります。
厚岸駅(根室本線)
「こうがん」?それとも「あつきし」?と考えてしまいがちですが…
実際には「あっけし」と読みます。
アイヌ語「アッケウシ」(植物が豊富なところ)に由来し、特に牡蠣の産地として有名です。漁業が盛んで、牡蠣の他にもアサリやホッキ貝などの水産物が豊富で、シーフード好きにはたまらない場所です。
安平駅(室蘭本線)
「やすひら」かも?と思った方もいるのでは?
正しくは「あびら」。
アイヌ語の「アビラ」(光る崖)が名前の由来で、自然豊かな風景が広がっています。周辺には道の駅などもあり、北海道の特産物を楽しむことができるスポット。地名に自然を表すアイヌ語が多く使われているのも、北海道ならではです。
倶知安駅(函館本線)
「くちあん」?いえ、正解は…
「くっちゃん」と読みます。
アイヌ語で「クッ・チャ・アン・イ」(鍋の中にあるもの)が元。冬にはスキー客で賑わい、外国人観光客も多いリゾート地としても有名です。特にニセコエリアはスキーリゾートとして知られ、世界中から人々が訪れます。
千歳駅(千歳線)
「せんさい」?いいえ…
読み方は「ちとせ」です。
北海道の空の玄関口、新千歳空港のある町で、交通の要所としても有名です。アイヌ語の「チトセ」(大きな川)が語源で、豊かな水源が広がり、温泉地や観光施設も充実しています。
名寄駅(宗谷本線)
「みより」かな?と思いますが…
正解は「なよろ」です。
アイヌ語の「ナイオロプト」(川が静かに流れる所)が語源。冬の寒さが厳しく、雪が多い地域として知られていますが、スキーやスノーボードなど冬のアウトドアスポーツが盛んなエリアです。
苫小牧駅(室蘭本線)
一見「とまごまき」と読んでしまいそうですが…
実は「とまこまい」と読みます。
苫小牧市は北海道の工業都市として発展してきた歴史を持ち、港も備える北海道の経済を支える地域です。アイヌ語の「ト・マコマイ」(砂地の川)に由来し、地名にも自然が感じられます。現在はフェリーや港を通じて北海道の玄関口としても機能し、多くの観光客が訪れる都市でもあります。
士別駅(宗谷本線)
「しびつ」かな?と読みそうですが…
正解は「しべつ」です。
アイヌ語の「シ・ペッ」(大きな川)に由来し、広大な自然が広がる士別市は酪農が盛んな地域として知られます。士別市は毎年冬に雪の祭りが開催されるなど、冬のアクティビティも楽しめる場所で、農業や自然と共生する北海道らしい風景が広がります。
新得駅(根室本線)
「しんとく」で合ってる?
その通り、「しんとく」です。
アイヌ語で「シンタクシペッ」(広い場所にある川)から名付けられました。自然に囲まれたこの地は、キャンプや釣りといったアウトドアアクティビティが楽しめるエリアで、訪れる人を魅了する豊かな自然環境が広がっています。
十弗駅(根室本線)
つい「じゅうふつ?」と読んでしまいそうですが…
実は「じゅうふく」と読みます。
この名前は昔、地域の住民が「10ドル金貨」を寄付し合ったことにちなむといわれています。歴史的背景を感じさせるユニークな地名で、現在も地域のシンボル的な存在。近隣には、アイヌ文化に触れられる観光スポットも点在しており、独特な駅名とともに地域の歴史を楽しめます。
上富良野駅(富良野線)
見た目はそのまま「うえふらの」かと思いきや…
実は「かみふらの」と読みます。
富良野エリアの一部で、美しいラベンダー畑が広がる観光地として有名。毎年夏には紫色に染まる景色が観光客を引きつけます。富良野盆地の中心に位置し、農業が盛んなこの地域は、まさに北海道の自然の恵みを感じられる場所です。
釧路駅(根室本線)
これは有名な地名ですので皆さん流石にご存じですよね。
そう、こちらは「くしろ」と読みます。
道東エリアの中心都市で、釧路湿原や摩周湖など観光名所も多くあります。アイヌ語の「クシュル」(下る川)が由来となっており、湿原が広がる風景と豊かな自然が魅力。道内外からも訪れる人が多く、観光の拠点としても人気のスポットです。
石狩沼田駅(留萌本線)
見た目がちょっと読みづらい「いしがりぬまた」ではなく…
正しくは「いしかりぬまた」と読みます。
石狩川流域に位置し、古くから農業が盛んな地域です。稲作の中心地として栄えてきた歴史を持ち、秋には豊かな収穫の風景が広がります。名前の響きも素朴で、自然に寄り添った生活が感じられる場所です。
占冠駅(石勝線)
「うらないかん」なんて思いがちですが…
実は「しむかっぷ」と読みます。
アイヌ語で「シ・ム・カプ」(下る沢)が由来となっており、地形にちなんだ名前です。山に囲まれた自然豊かなエリアで、冬にはスキーリゾートとしても有名。北海道らしい自然の美しさが満喫できる場所として、多くの観光客が訪れる地域です。
摩周駅(釧網本線)
そのまま読むと答えが見つかるかも。
実際の駅名は「ましゅう」です。
摩周湖に近い場所にあり、その澄んだ湖面は「霧の摩周湖」として有名です。透明度が高く美しい湖があることから、訪れる人々に幻想的な景色を提供しています。観光地としても人気で、北海道らしい自然を堪能できるスポットです。
根室駅(根室本線)
ここの地名も知名度はあるのでわかりますかね。
はい、その通り「ねむろ」と読みます。
北海道最東端の都市で、道内最古の歴史を誇る地域のひとつです。アイヌ語の「ネモロ」から名付けられ、意味は「突き出た土地」。歴史と自然が共存するこのエリアは、漁業が盛んで、新鮮な海産物が豊富です。
和寒駅(宗谷本線)
つい「わかん?」と思ってしまいますが…
正しくは「わっさむ」と読みます。
アイヌ語の「ワッサム」(冷たい水)が由来とされています。冬の寒さが厳しい地域で、特に冬季の冷え込みが強いことでも有名。寒さに耐える野菜が名産品となっています。
中頓別駅(宗谷本線)
「なかとんべつ」とそのまま読みたくなりますが…
実際も「なかとんべつ」です。
名前の由来はアイヌ語の「ナカトンペツ」、中流にある川の意味です。自然に囲まれた小さな町で、アウトドア活動も盛ん。静かな環境で、北海道らしい風景が広がる場所として訪れる人もいます。
然別駅(函館本線)
ぱっと見は「しかべつ」かなと思いますが…
正解は「しかりべつ」です。
アイヌ語で「シ・カリ・ペッ」(大きな山の川)が元です。山々に囲まれた自然豊かなエリアで、四季折々の美しい風景が楽しめます。然別湖なども近く、観光名所としても人気が高い地域です。
木古内駅(道南いさりび鉄道)
これはそのまま読めばいいのかな?
その通り、「きこない」です。
道南の漁業の盛んな地域で、海の幸が豊富です。名前の由来は、アイヌ語で「平らなところ」を意味する言葉に由来し、古くから地元の人々に親しまれてきました。
発寒駅(函館本線)
一瞬「はっかん?」と読んでしまいそうですが…
実際には「はっさむ」と読みます。
札幌市に位置するこの駅は、アイヌ語の「ハッサム・ナイ」(器の川)からきています。市内でも自然豊かな地域で、地元の人々にとってもなじみ深い場所です。
美馬牛駅(富良野線)
つい「びまうし」と読みがちですが…
正しくは「びばう」と読みます。
美瑛町にあり、ラベンダー畑など美しい景観が広がる場所としても有名です。観光地として人気があり、夏には多くの人が訪れる場所でもあります。
丸瀬布駅(石北本線)
「まるせふ」?と思いがちですが…
実際には「まるせっぷ」と読みます。
アイヌ語で「マ・ル・セッ・プ」、豊かな川という意味が由来。自然が豊かなこの地域はアウトドア愛好家に人気のスポットで、キャンプやハイキングが楽しめます。
国縫駅(函館本線)
つい「くにない?」と読みたくなりますが…
正解は「くんぬい」と読みます。
古くから港町として栄えてきたこの地域は、海の幸が豊富で、歴史的な背景も感じられます。名前の由来もアイヌ語に基づいており、地元の文化と自然が息づいています。
厚床駅(根室本線)
「こうしょう」ではなく…
実は「あっとこ」と読みます。
アイヌ語の「アッ・ト・コ」(裂け目の場所)に由来し、自然が広がる静かな地域。近くには自然観察スポットも多く、北海道らしい風景を楽しむことができます。
別当賀駅(根室本線)
一見「べっとうが」?と思いますが…
正しくは「べっとが」と読みます。
アイヌ語の「ペッ・ト・カ」、川が入る場所という意味で、自然豊かなエリアに位置しています。静かで落ち着いた風景が広がり、アウトドア活動にも適した場所です。
まとめ:北海道の難読駅名
いかがでしたか?
北海道の難読駅名は、アイヌ語由来のものが多く、自然や地形を反映した名前がほとんどです。
アイヌの文化や北海道の豊かな自然が織り成す不思議で素敵な地名たち。
旅の途中でこのような駅名に出会うと、より一層北海道の自然や歴史に触れている感覚を味わえますね。
次回北海道を訪れる際には、ぜひ駅名にも注目して旅を楽しんでください!