北海道といえば雄大な自然や美味しい食べ物が有名ですが、実はちょっと不思議で難しい読み方の地名もたくさんあるんです。
普段見慣れた漢字なのに、読み方が全然違うと驚くことも。
アイヌ語由来のものも多く、地元の人でも「あれ、これなんて読むんだっけ?」となることも。
今回は、そんな北海道の難読地名を30個ピックアップしてご紹介します。
あなたはいくつ読めるでしょうか?
クイズ感覚で楽しんでくださいね!
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目次
- 1 網走(網走市)
- 2 安平(勇払郡)
- 3 厚岸(厚岸郡)
- 4 足寄(足寄郡)
- 5 平取(沙流郡)
- 6 秩父別(雨竜郡)
- 7 枝幸(枝幸郡)
- 8 幌延(天塩郡)
- 9 神恵内(古宇郡)
- 10 倶知安(虻田郡)
- 11 訓子府(常呂郡)
- 12 釧路(釧路市)
- 13 真狩(虻田郡)
- 14 増毛(増毛郡)
- 15 妹背牛(雨竜郡)
- 16 七飯(亀田郡)
- 17 名寄(名寄市)
- 18 新冠(新冠郡)
- 19 置戸(常呂郡)
- 20 興部(紋別郡)
- 21 長万部(山越郡)
- 22 音更(河東郡)
- 23 音威子府(中川郡)
- 24 雄武(紋別郡)
- 25 比布(上川郡)
- 26 礼文(礼文郡)
- 27 留萌(留萌市)
- 28 留寿都(虻田郡)
- 29 札幌(札幌市)
- 30 猿払(宗谷郡)
- 31 まとめ:北海道の難読地名
網走(網走市)
一見「もうばしり」と読みそうですが…。
実はあばしりと読みます。
網走市は、北海道の東部に位置し、オホーツク海に面した地域です。刑務所で有名なこの地は、冬には流氷が接岸することで観光名所にもなっています。地名の由来は、アイヌ語で「中程の場所」を意味する「アパシリ」に由来しているとか。
安平(勇払郡)
これも最初は「やすひら」かと思いがち。
答えはあびらです。
北海道の安平町は、自然が豊かで、四季折々の風景が楽しめる場所です。地名はアイヌ語の「アピラ」、すなわち「低い崖」を意味するとされます。周辺は酪農が盛んで、新鮮な乳製品が地元の特産品です。
厚岸(厚岸郡)
「こうけい」と読みたくなりますが…。
正解はあっけしです。
北海道東部に位置する厚岸町は、美味しい牡蠣が獲れることで有名です。アイヌ語の「アツケシ」、すなわち「湾のある場所」からこの名前がついたと言われています。牡蠣好きなら一度は訪れたい場所ですね。
足寄(足寄郡)
こちらは「あしより」と思いがちですよね。
実はあしょろと読みます。
足寄町は、北海道の道東エリアにある町で、歌手の松山千春の出身地でもあります。アイヌ語で「むずかしい流れ」を意味する「アショロペッ」が由来とされています。
平取(沙流郡)
「たいらどり」かな?と思いますが…。
正解はびらとりです。
平取町はアイヌ文化が色濃く残る地域で、アイヌ語の「ピラオリ(岩の崖)」が名前の由来です。平取和牛やトマトなど、農産物も豊富で食の魅力も楽しめます。
秩父別(雨竜郡)
「ちくぶべつ」ではないですよ。
読み方はちっぷべつです。
秩父別町は、北海道中央部に位置する農業の盛んな地域。アイヌ語の「チップオペッ」からきており、「ヨシのある川」という意味があります。自然豊かで、四季折々の風景が楽しめる町です。
枝幸(枝幸郡)
「しえさし」と読んでしまいそうです。
答えはえさしです。
枝幸町はオホーツク海沿いに位置し、冬には流氷が訪れる地域として知られています。アイヌ語の「エサシ」(岬の意)が名前の由来で、ホタテなどの海産物も美味しい地域です。
幌延(天塩郡)
「ほろのぶ」と思いがちですが…。
実はほろのべです。
幌延町は北海道の北部、稚内市に近い場所に位置します。アイヌ語の「ポロノベツ」(大きな野原の川)が名前の由来で、自然豊かな場所です。幌延ビジターセンターでは自然観察も楽しめます。
神恵内(古宇郡)
「かみえうち」ではありませんよ。
正しくはかもえないです。
神恵内村は、積丹半島の北西部に位置し、漁業が盛んな村です。アイヌ語の「カモエナイ」(波が静かなところ)に由来していると言われています。ウニやアワビなど海の幸が豊富で、観光客にも人気のエリアです。
倶知安(虻田郡)
「ぐちあん」と読んでしまいそうですが…。
正解はくっちゃんです。
倶知安町は、ニセコエリアにあり、スキーリゾートとして国内外に人気の場所。アイヌ語の「クッチャロ(川の口)」からきており、自然に囲まれたリゾート地です。冬の観光シーズンには外国人観光客で賑わいます。
訓子府(常呂郡)
こちらは「くんしふ」と思いがちですが…。
正解はくんねっぷです。
訓子府町は、北海道の東側に位置する農業地帯。アイヌ語で「大きな川」という意味の「クンネップ」が由来となっています。大自然の中で育った農産物も豊富で、訪れる人も多い地域です。
釧路(釧路市)
これは「せんろ」と読まれがちです。
でもくしろと読みます。
釧路市は、湿原が広がる自然豊かな地域で、釧路湿原は日本でも有数の広さを誇ります。アイヌ語の「クスリ」が変化した地名で、「草の茂るところ」という意味が込められています。
真狩(虻田郡)
「しんがり」と読まれがちですね。
実はまっかりです。
羊蹄山の麓に広がる真狩村は、美しい自然に囲まれた静かな村。名前の由来はアイヌ語の「マッカリベツ」(川岸)に由来しています。野菜の名産地で、新鮮な野菜が特産品です。
増毛(増毛郡)
残念ながら「ぞうもう」ではありません。
実はましけです。
増毛町は、北海道の北部、日本海沿岸に位置し、ニシン漁で栄えた歴史ある町。名前の由来は、アイヌ語の「マシケシ」(崖)に由来しています。風情ある古い町並みが残る観光スポットでもあります。
妹背牛(雨竜郡)
「いもせうし」と読んでしまいそうですね。
でも正解はもせうしです。
妹背牛町は、稲作が盛んな地域で、特産品のお米が自慢です。アイヌ語の「モセ・ウシ」(川の曲がり角)からきており、自然と調和した風景が魅力的です。
七飯(亀田郡)
「ななはん」かと思いきや…。
答えはななえです。
七飯町は、函館に近く観光地としても人気のエリア。名前の由来はアイヌ語の「ナナイ」(真水のあるところ)とされ、水が豊富な自然環境が魅力です。
名寄(名寄市)
「めいきょ」と読みたくなりますが…。
実はなよろです。
名寄市は、道北に位置する農業が盛んな町で、特に大豆の産地として有名です。名前の由来はアイヌ語の「ナイオロプト」からきており、自然の豊かさを感じられる地域です。
新冠(新冠郡)
「しんかん」と読んでしまいがちですが…。
正しくはにいかっぷです。
新冠町は、北海道南部に位置し、サラブレッドの産地として全国的にも有名です。名前の由来は、アイヌ語の「ニカプ」(杉の皮)からきており、古くから杉が生い茂る土地だったとされています。町内にはサラブレッド銀座と呼ばれる牧場群が広がり、美しい馬たちが駆ける風景が楽しめます。
置戸(常呂郡)
「おきと」と読んでしまいそうですが…。
実はおけとと読みます。
置戸町は、道東の内陸部に位置し、木工芸が盛んな地域です。名前はアイヌ語の「オケトウ(崖がある場所)」に由来しています。置戸の木工品は「オケクラフト」として全国に知られており、自然を活かした工芸品が地域の魅力です。
興部(紋別郡)
「こうぶ」ではなく…
読み方はおこっぺです。
興部町は、北海道北部、オホーツク海沿岸に位置し、酪農が盛んな地域です。アイヌ語の「オコッペ(川が流れる場所)」が由来とされています。町内には「おこっぺ牛乳」やチーズ工房があり、乳製品好きにはたまらない場所です。
長万部(山越郡)
「ちょうまんぶ」と読んでしまいそうですが…。
正しくはおしゃまんべです。
長万部町は、北海道の南部に位置し、かにめしや温泉で有名な町。アイヌ語の「オシャマムペッ」(川沿いの村)からきていると言われています。JR長万部駅では駅弁の「かにめし」が人気で、多くの観光客が訪れる場所です。
音更(河東郡)
「おんこう」と読んでしまいがちですが…。
答えはおとふけです。
音更町は、北海道東部に位置する帯広市の北側にある町です。アイヌ語で「明るく開けた川辺」という意味の「オトプケ」が由来とされています。十勝川温泉があり、地元の人や観光客に人気の温泉スポットも魅力です。
音威子府(中川郡)
「おんいこふ」と読んでしまいそうですが…。
実はおといねっぷと読みます。
音威子府村は、北海道の北部に位置する小さな村。アイヌ語の「オトイネプ」(河口の意)からきている地名で、歴史と自然が共存するエリアです。黒い蕎麦で知られる「音威子府そば」が有名で、食べに来る観光客も多いです。
雄武(紋別郡)
「ゆうぶ」ではなく…
読み方はおうむです。
雄武町は、北海道北部、オホーツク海に面した漁業が盛んな町です。アイヌ語の「オム(深い入り江)」が名前の由来とされています。ホタテやウニなどの海産物が豊富で、道の駅「おうむ」でも地元の新鮮な海産物が手に入ります。
比布(上川郡)
「ひふ」と読んでしまいがちですが…。
正解はぴっぷです。
比布町は、北海道のほぼ中央部に位置し、リンゴの生産が盛んな地域です。アイヌ語で「湿地帯の意」を意味する「ピプ」が由来とされています。町のキャラクター「ぴっぷりん」も人気で、リンゴを使った特産品が豊富です。
礼文(礼文郡)
「れいぶん」かと思いきや…。
読み方はれぶんです。
礼文町は、北海道北部に浮かぶ礼文島を含む町で、花の島としても有名です。アイヌ語の「レプン(沖)」が名前の由来とされています。礼文島は、夏になると高山植物が一斉に咲き、ハイキングやトレッキングで訪れる観光客も多い美しい島です。
留萌(留萌市)
「りゅうもう」と読みそうですが…。
実はるもいと読みます。
留萌市は、北海道の日本海側に位置する漁業の盛んな町です。アイヌ語の「ルモイ(波が静か)」に由来し、古くから港町として栄えてきました。夕日の美しさでも知られ、観光地としても人気のある地域です。
留寿都(虻田郡)
「とめじゅと」と読んでしまいそうですが…。
答えはるすつです。
留寿都村は、スキーリゾートやゴルフ場があり、リゾート地として有名です。アイヌ語の「ルシュツ」が由来とされ、かつての村の名前が現在も残っています。冬には国内外から多くの観光客が訪れるスポットです。
札幌(札幌市)
これは知っている人も多いかもしれませんが…
読み方はさっぽろです!
札幌市は、北海道の中心地で、日本の大都市の一つです。アイヌ語の「サッポロペッ(乾いた大きな川)」に由来しているとされ、豊平川のある札幌の地形に合った名前です。観光名所やグルメスポットも多く、日本中から観光客が訪れます。
猿払(宗谷郡)
「えんばらい」と読んでしまいそうですが…
実はさるふつです。
猿払村は、北海道の最北端に位置する村で、ホタテの養殖で知られています。アイヌ語で「サルプツ(葦原が広がるところ)」からこの名前がついたとされます。美しい自然環境が残り、キャンプや釣りなどアウトドアも楽しめます。
まとめ:北海道の難読地名
いかがでしたか?北海道には、読みにくい地名がたくさんありますね!
アイヌ語に由来する地名が多いことから、北海道独特の文化や自然の豊かさが感じられます。
地元の方にとっては馴染み深い名前でも、初めて訪れる人には難しく感じられることも。
ぜひ北海道に訪れた際には、この難読地名をちょっとした話のネタにしてみてくださいね!
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