突然ですが、あなたは「不明門通」「烏丸通」と聞いて、正しい読み方がわかりますか?
実はこれ、京都に実在する地名なんです!
でも、初めて見ると「え?これなんて読むの?」と戸惑う人がほとんどでしょう。
京都は古都ならではの独特な地名がたくさんあります。
今回は、京都府内にある読めたら天才級の「難読地名」を28個、厳選してご紹介!
その読み方や由来を学んで、京都に行くときのトークネタにしてみてくださいね。
最後まで読んで、何個読めるかチャレンジしてみましょう!
それでは早速いってみましょう!
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目次
- 1 不明門通(京都市下京区)
- 2 烏丸通(京都市中京区)
- 3 御幸町通(京都市中京区)
- 4 新ン町(京都市上京区)
- 5 上終町(京都市左京区)
- 6 雲母坂(京都市左京区)
- 7 糺の森(京都市左京区)
- 8 化野(京都市右京区)
- 9 太秦(京都市右京区)
- 10 生田口(京都市右京区)
- 11 栂尾(京都市右京区)
- 12 罧原(京都市右京区)
- 13 先斗町(京都市中京区)
- 14 壬生(京都市中京区)
- 15 蹴上(京都市東山区)
- 16 艮町(京都市下京区)
- 17 久我(京都市伏見区)
- 18 直違橋(京都市伏見区)
- 19 納所(京都市伏見区)
- 20 羽束師(京都市伏見区)
- 21 椥辻(京都市山科区)
- 22 御陵(京都市山科区)
- 23 樫原(京都市西京区)
- 24 行積(福知山市)
- 25 鋳物師(京都市伏見区)
- 26 大油子(福知山市)
- 27 門垣(福知山市)
- 28 私市(福知山市)
- 29 まとめ:京都府の難読地名
不明門通(京都市下京区)
こちら、一見すると「ふめいもんどおり」と読んでしまいそうですよね。
実はあけずどおりと読みます。
この地名の由来は、かつて門が開かない(つまり「あけずの門」)と呼ばれた場所に由来しています。今では観光地としても有名な下京区の一部で、京都の歴史を感じられるエリアです。初見ではなかなか読めない地名ですが、覚えておくと地元の人との会話が盛り上がりますよ!
烏丸通(京都市中京区)
「烏丸」、ぱっと見た感じ「からすまる」かな?と思いますよね。
答えはからすまどおりです。
京都市の中心部を南北に貫くこの通りは、京都観光の大動脈。名前の由来は、平安時代にこの付近に「烏丸」と呼ばれる一族が住んでいたことから。観光の際に地名を正しく読めると、ちょっとした京都通気分を味わえますよ。
御幸町通(京都市中京区)
こちらは「みこうまち」と読んでしまいがち。
正解はごこまちどおりです。
この通りは、天皇が御幸(ごこう)されたことにちなんで名付けられました。現在ではおしゃれなショップが立ち並ぶ通りとして人気です。難読地名ですが、歴史を知ると親しみが湧きますね。
新ン町(京都市上京区)
「新ン町」、これは「しんんちょう」と読んでしまいそう。
でも実はしんちょうと読みます。
上京区にあるこの地名は、シンプルながら独特な名前が特徴です。大宮通と堀川通の間に位置し、歴史的な町並みが広がる静かな地域として知られています。初見で読めたら驚かれること間違いなし!
上終町(京都市左京区)
「上終」、つい「うえおわり」や「じょうしゅう」と読みそうですね。
正しくはかみはてちょうと読みます。
この地名は、京都市の北部、つまり「終わりの上」=北端に位置することから名付けられました。左京区の自然豊かなエリアにあり、静かな街並みが広がる場所です。
雲母坂(京都市左京区)
「雲母坂」、初見では「くももざか」と読んでしまいそうです。
でも正解はきららざかです。
この地名は、修学院離宮の近くにある坂道で、比叡山に向かう古道の一部として知られています。坂の名前の由来には諸説あり、地形に雲母(鉱物)が多く含まれていることや、雲が坂から湧き上がるように見えることから名付けられたとも言われています。険しい山道ですが、歴史ある登山道として親しまれています。
糺の森(京都市左京区)
こちらは漢字を初めて見たという人も多いのではないでしょうか。
でも正解はただすのもりです。
糺の森は、下鴨神社の境内に広がる神聖な森で、古くから人々に愛されています。名前の由来は「正しい方向へ導く」という意味が込められているとされています。散策にぴったりの美しい場所ですよ。
化野(京都市右京区)
「化野」、つい「ばけの」と読んでしまいそうですが…
正しくはあだしのと読みます。
化野は、嵯峨野に位置する地名で、かつては葬送の地として使われていました。そのため、幽玄な雰囲気が漂うスポットであり、現在では「化野念仏寺」などが観光地として有名です。
太秦(京都市右京区)
「太秦」、これも「たいしん」とか「たしん」と読んでしまいがちですね。
正解はうずまさです。
右京区に位置するこの地名は、日本の映画産業発祥の地として知られています。「太秦映画村」が有名で、観光客にも人気のスポットです。
生田口(京都市右京区)
「生田口」、一見「いくたぐち」と読んでしまいそうですよね。
正解はおいたぐちです。
この地名は、右京区嵯峨野エリアに位置し、かつて「生田」という地名があり、そこへの入口として名付けられたとされています。歴史的な街並みが残り、周辺には嵯峨野の観光名所も多いエリアです。静けさと京都らしい雰囲気が共存する魅力的な場所となっています。
栂尾(京都市右京区)
「栂尾」、また難しい地名が出てきましたね。
正しくはとがのおと読みます。
右京区の嵯峨野エリアに位置するこの地名は、古くから信仰の対象とされる「高雄山」の麓にあります。紅葉の名所としても有名で、秋になると多くの観光客が訪れます。自然と歴史が調和した美しい場所です。
罧原(京都市右京区)
「罧原」、これも難読で「りんげん」などと読んでしまいそうですね。
正解はふしはらです。
この地名は、右京区の桂川周辺にある地域で、かつて川の渡し場があったことから名付けられました。現在では住宅街が広がっていますが、昔ながらの歴史を感じさせるスポットが点在しています。
先斗町(京都市中京区)
「先斗町」、つい「せんとちょう」と読んでしまいそうですね。
でも実はぽんとちょうと読みます。
中京区に位置するこの地名は、京都随一の繁華街として知られています。細い路地に料亭やバーが立ち並び、夜になると京都らしい情緒ある景色が広がります。名前の由来には諸説ありますが、ポルトガル語の「pont(橋)」が起源とも言われています。
壬生(京都市中京区)
「壬生」、これは「じんせい」とも読めそうですがいかがでしょうか。
正解はみぶです。
壬生は、新選組ゆかりの地として知られ、壬生寺や壬生塚が有名です。中京区の中心部に位置し、歴史好きの観光客にとって外せないエリアとなっています。新選組ファンならぜひ訪れてみたい場所です。
蹴上(京都市東山区)
「蹴上」、一見「けあがり」と読んでしまいそうですが…
正しくはけあげと読みます。
この地名は、東山区に位置し、京都を代表する観光地の一つである南禅寺の近くにあります。琵琶湖疏水の水を運ぶインクラインで知られ、春には桜が咲き誇る絶景スポットとして人気です。
艮町(京都市下京区)
「艮町」、これは「りょうまち」と読みたくなりそうですが…
実はうしとらちょうと読みます。
この地名は、下京区の北東に位置しており、風水で「艮(うしとら)」と呼ばれる方角を表しています。京都の町割りの一部として古くからの地名がそのまま残されています。名前に歴史と文化が感じられますね。
久我(京都市伏見区)
「久我」、これも「ひさが」や「きゅうが」と読んでしまいそうですね。
でも正解はこがです。
伏見区に位置する久我は、平安時代に久我家がこの地域に住んでいたことからその名が付けられました。現在では住宅地として発展していますが、歴史的な遺構や寺社が点在する静かなエリアです。
直違橋(京都市伏見区)
「直違橋」、ぱっと見ると「ちょくちがいばし」と読んでしまいそうです。
でも正解はすじかいばしと読みます。
この地名は、伏見区に位置し、昔から交通の要所として重要な橋があったことに由来しています。直線的に架かる橋が特徴で、現在も地元の人々に親しまれています。
納所(京都市伏見区)
「納所」、これも「のうじょ」や「なっしょ」と読んでしまいがちですね。
正解はのうそです。
伏見区にあるこの地名は、古くから農業が盛んな地域でした。「納所」とは、農地からの収穫物を納める場所を意味するとされています。現在では住宅地としても人気のエリアで、伏見稲荷へのアクセスも便利な地域です。
羽束師(京都市伏見区)
「羽束師」、つい「はねたばし」などと読んでしまいそう。
でも正解ははづかしです。
この地名は、伏見区の南部に位置し、古くからの地名がそのまま残っています。かつてこの地域は水運が発達しており、桂川を利用した物流の拠点でもありました。静かな住宅街が広がる、落ち着いたエリアです。
椥辻(京都市山科区)
「椥辻」、初見では読むのが難しいですよね。
実はその通りなぎつじと読みます。
山科区に位置するこの地名は、昔からこの地域に多くの「椥(なぎ)」という植物が生えていたことに由来しています。現在では交通の便も良く、地下鉄東西線の駅名としても知られています。
御陵(京都市山科区)
「御陵」、これは「ごりょう」かな?と思ってしまいますよね。
でも実際はみささぎと読みます。
山科区に位置する御陵は、その名の通り、皇族や貴族の墓地が多くあるエリアです。歴史的な背景を持つ地名であり、山科区内でも特に静かで厳かな雰囲気が漂っています。
樫原(京都市西京区)
「樫原」、これも「かしはら」や「かしわばら」と読んでしまいそうですが…
正解はかたぎはらです。
西京区にあるこの地名は、古代の豪族「樫原氏」がこの地を治めていたことに由来しています。現在では住宅地として発展していますが、自然豊かな風景も楽しめる地域です。
行積(福知山市)
「行積」、これは「ぎょうせき」や「こうせき」と読んでしまいそうですが…
正解はいつもりです。
福知山市に位置するこの地名は、古くから農業や森林資源の豊かなエリアとして知られています。「行積」という名前には、地域の人々が生活や生業に励んできた歴史が感じられます。現在でも静かな田園風景が広がり、落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
鋳物師(京都市伏見区)
「鋳物師」、これは「いものし」と読んでしまいがちですね。
正解はいもじです。
福知山市に位置するこの地名は、かつて鋳物の製造が盛んだったことに由来しています。この地名は、地域の産業史や職人たちの技術を物語っています。現在では静かな地域となっていますが、名前から過去の繁栄が感じられます。初見ではなかなか読めない珍しい地名です。
大油子(福知山市)
「大油子」、これも「おおあぶらこ」とか「おおゆこ」と読みたくなりそうですが…
正解はおゆごです。
福知山市夜久野町に位置するこの地名は、古くから農業が盛んな地域で、特に油を搾る植物が栽培されていたことに由来すると言われています。現在でものどかな田園風景が広がり、自然と共存する暮らしが魅力的な地域です。独特の読み方が特徴で、初見では読めない方が多い地名です。
門垣(福知山市)
「門垣」、つい「もんがき」や「かどがき」と読んでしまいそうですが…
実はかづかと読みます。
福知山市夜久野町に位置するこの地名は、かつて村の入り口に門のような垣根があったことが由来とされています。自然豊かな環境が広がり、のどかな田園風景を楽しむことができます。歴史ある地名ですが、初見では読みにくいため、訪れる際には覚えておくと便利です。
私市(福知山市)
「私市」、これは「わたしし」や「しいち」と読んでしまいがち。
でも正解はきさいちです。
福知山市に位置するこの地名は、古くから農業が盛んな地域でした。「私市」という名前は、かつてこの地が私的に利用されていた市場(市)が存在していたことに由来していると言われています。静かな田園地帯が広がり、歴史的な雰囲気が漂う地域です。
まとめ:京都府の難読地名
いかがでしたか?京都府には、歴史や自然が感じられる難読地名がたくさんあります。
これらの地名には、それぞれ独特の由来や背景があり、読めるようになると京都の魅力をさらに深く味わうことができます。
京都旅行をより楽しむために、ぜひ今回ご紹介した地名を覚えてみてくださいね!
難読地名を読めるようになると、ちょっとした自慢にもなるかも?
次回京都を訪れる際には、これらの地名を訪れてみて、地元の人々との会話を楽しんでください!
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